2012年11月29日木曜日

質問が多いので


ここのところ、法事や慶事での和装いについて質問をいただくので、久々に和の話し。
慶弔両用で最も出番が多いのが 無地 江戸小紋 ですよ。 紋を付けるかつけないかで、また着用範囲が変わるんです。

仏事にも着たいと思う場合は、色を吟味しましょう。 赤は論外だけれど、くすんだピンクなどは大丈夫。 つまりは、落ち着いた色味を選んでおくと言う事。 紋は一つで染め抜きか縫い紋。(紋無しは普段着になります) 三つ紋、五つ紋と増えると格が上がりますが、着用範囲は狭くなると言う訳なの。 慶事では、吉祥柄の袋帯を合わせます。← お太鼓が二重太鼓になるので、おめでたさが重なるからね。 仏事では九寸名古屋か染めを合わせます。(黒か水連などが染められた柄)←名古屋帯なのでお太鼓は一重。哀しい事が重ならないようにって言う事ですね。

2番目の画像は、江戸小紋の三役と言われる柄です。遠目には無地に見えるほど細かい柄です。
上から 鮫・行儀・角通し です。武士の裃に使われていました。アタシはとってもとっても好きです。 この江戸小紋も、無地と同じように慶弔両用出来ますが、ビックリするほどたくさんの柄あって、お目出度い柄もあるので気を付けるべしです。

無地や江戸小紋には、訪問着のような華やかさは無いんだけれど、そこが奥ゆかしくて控えめでGOODなの。

生地や染で価格もピンキリなので、安さだけに惹かれて買うのは止めようね。
相談して下さい。

真面目なお話しでした。

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