まだ電話帳に お直しします の広告を載せていた頃のはなし。
電話が鳴って、男の人が言いました。
男「そちらではドレスのサイズを直す事が出来ますか?」
アタシ「拝見してからでないとお答えできませんのでご来店ください。」
やってきたのは アジア系のお水嬢と、どうもその娘に惚れちゃったらしい中年男性(七三頭でものすごく真面目な感じ)。
ドレスはメイドインチャイナで、総スパンコール。サイズXL。 これをSサイズにしてだとさ・・・。
スパンコールが割れるのと、そこまでサイズダウンするのは不可能なのでお断りしたら、お嬢が怒り出したんだよ。(男はうつむいて黙ってる)
アタシ「無理なもんは無理なんだし、そもそも自分に合ったサイズのドレスを買いなさい。買ったところに返品したらいいよ。売る方もどうかしてる」
お嬢「だってこのドレスがきにったんだも~~ん。これじゃなきゃイヤだ!」
押し問答の末、お嬢は諦めた。
アタシはその男に言ってやった。
アタシ「あんたさ、パトロンやってんだったらこんな安物のドレスじゃなくてさ、バ~~~ンと上等の買ってやんなさいよ。え?わかった?アホ!」
懐かしいなぁ。
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