2012年12月13日木曜日

お直し仕事の余談


まだ電話帳に お直しします の広告を載せていた頃のはなし。
電話が鳴って、男の人が言いました。

男「そちらではドレスのサイズを直す事が出来ますか?」
アタシ「拝見してからでないとお答えできませんのでご来店ください。」

やってきたのは アジア系のお水嬢と、どうもその娘に惚れちゃったらしい中年男性(七三頭でものすごく真面目な感じ)。

ドレスはメイドインチャイナで、総スパンコール。サイズXL。 これをSサイズにしてだとさ・・・。
スパンコールが割れるのと、そこまでサイズダウンするのは不可能なのでお断りしたら、お嬢が怒り出したんだよ。(男はうつむいて黙ってる)

アタシ「無理なもんは無理なんだし、そもそも自分に合ったサイズのドレスを買いなさい。買ったところに返品したらいいよ。売る方もどうかしてる」

お嬢「だってこのドレスがきにったんだも~~ん。これじゃなきゃイヤだ!」

押し問答の末、お嬢は諦めた。
アタシはその男に言ってやった。

アタシ「あんたさ、パトロンやってんだったらこんな安物のドレスじゃなくてさ、バ~~~ンと上等の買ってやんなさいよ。え?わかった?アホ!」

 懐かしいなぁ。

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