転勤のご挨拶に

Ｋ君と言う青年が訪ねてきた。　聞くところによると、まだ新人研修中だった３年前に渋谷地区担当になり、毎日飛び込み営業で門前払いをくらっていたそう。そんなある日、ここへ来たら、アタシが、
花形の営業マンになるのに、辛い事がないはずはないんだから、３年は辛抱して頑張りなさいよ、判った？！　と言ったんだって。　確かに、毎年飛び込んでくる新人営業マンに、こんなことを言う事もあるけれど、全員じゃないんだよね。　コイツ、伸びるなと思った時だけの話。
　てな訳で、Ｋ君は靴をすり減らしながら、３年頑張ったんだそう。そして６月から、ニューヨークへの栄転が決まった事を　ワザワザ報告に来てくれたのでした。　６年間だって。　帰ってくるときには、きっと部長になってまた挨拶に来るって。　結婚の時もお世話になりますだって。
はい、楽しみに待ってますよ。　
名前も顔も全く覚えてなくて失礼致しました。　ホント、ごめんね。　仕事とは無縁なのに、坂上って来てくれたのにさ・・・。　でも、良かった。　一目見て、ニューヨークでもきっと活躍するなと思えたから。　再会を楽しみにしてるよ。